足の「お匂い」について

今はそれほどでもなくなったが、5年ほど前の30代の頃はめちゃくちゃ足が臭かった
特に営業職として一日中革靴を履いて動き回る仕事だったので余計だろう
靴を履いているときはまだよかったが、何かの機会に靴を脱ぐことがあるときは地獄だった

プルーストクリームの口コミと効き目!

それはもう人前で自らの足をさらけ出せるようなことができる状態ではなかったからだ
そのため普段から常に靴下を何足か持ち歩いており、靴を脱ぐ機会が発生しそうになると靴下を履き替えるのではなく、
素早くトイレに行って今履いている靴下の上に新しい靴下を履くという二重構造仕様で臨むようにしていたのだ

そんな毎日にも疲れ果てていた自分は、ある日営業車の中で聞いていたラジオで「足のニオイを抑制するクリーム」というものを知ることとなる
ラジオ番組の中で紹介される通販での商品だったと記憶している
4個セットで数千円とかそんなレベルの金額だったのではないか

1セットあればワンシーズン乗り切れますよ、という宣伝文句に乗っかった自分はワラにもすがる気持ちでこの商品を注文したのだった
ほどなくして商品が届き、はやる気持ちを抑えつつ説明書きを読み悪臭のもとである足の裏にそのクリームを塗りたくった
これで足の臭さから解放されると安堵した自分だっだか、悲しいかなクリームの効果は全くなかった

自分の足がクリームの効果を上回る悪臭だったからなのか、そもそもインチキ商品で効果が得られなかったのかはわからない
とにかくほぼ効果はなかった
4個もあったクリームは1個すら消費されないまま、引き出しで静かに眠ることとなったのだった

そんなことも忘れていた翌年の夏前
ケータイに見知らぬフリーダイヤルからの電話がかかってくる
仕事中ではあったものの、なんだろうと思いつつ電話に出てみる
電話口の向こうにいたのは中年女性だった
話を聞いてみるとその女性はあのクリームを購入した通販会社の人だった
「昨年、クリームを購入して頂きましたが、そろそろまた夏が近づいてまいりましたので「足のお匂い」が気になるころではないでしょうか?」

要は去年のクリームをまた買ってくださいという営業の電話だったわけだ
それにしてもニオイの丁寧語「お匂い」という言葉を初めて聞いた
悪臭を丁寧に言いたかったのだろうが、そんな言葉あるのかよっ!
と突っ込みは入れることはなく、クリームを再度購入することもなく電話を切ったのだった
今はもう足の「お匂い」はほとんど気にならない